日本美術サウンドアーカイヴ

 
日本美術サウンドアーカイヴ ウェブサイト https://japaneseartsoundarchive.com/
 
 
 
日本にはこれまでに、美術館や画廊、アトリエや公共空間でさまざまな音を鳴り響かせてきた美術家がいる。しかし、ほとんどの音は鳴り止んでしまえば、再び聞くことがかなわなかった。視覚資料を中心とする美術史のなかで、音をめぐる情報はどうしても断片的なままに留まってしまう。日本美術サウンドアーカイヴはこうした美術家たちによる参照しにくい過去の音にアクセスしようとするプロジェクトである。
 
作家や関係者へのインタビュー、文献調査、作家が所有する録音などを通じて、過去の作品にまつわる情報を収集し、整理する。そして、作品の再制作や再演を作家に依頼し、もしくは自分たちの手で行い、展覧会、イベント、レコードなどのかたちで発表していく。このような活動を通じて、日本美術における音の意義を検討し、その可能性を開くための基盤をつくりだしたい。
 
日本美術における過去の音について考えようとするとき、現代の私たちはたくさんの問いに出会う。それは各時代の美術の動向のなかでいかに位置づけられたのか。音楽をはじめとする同時代の他の芸術といかに結びつき、区別されたのか。同時代の聴覚文化や視覚文化といかに関わってきたのか。これらの問いを前にした人が、まず音に向きあうことから探求をはじめられるようにすることは、このプロジェクトの大きな目的のひとつである。

2017年10月 金子智太郎 畠中実

 
 

日本美術サウンドアーカイヴ 2018年1月7日〜4月14日 資料展
 
会期 2018年6月25日(月)〜6月29日(金)12:00〜19:30
会場 東京藝術大学上野キャンパス大学会館2F展示室 
 
本展覧会は日本美術サウンドアーカイヴが2018年1月7日から4月14日までに開催した企画の関連資料(録音、写真、映像、リーフレット、機材、参考資料他)、発表した制作物(レコード、カセットエディション)を展示します。
 
トークイベント
日時 2018年6月25日(月)18:00-19:30
会場 東京藝術大学上野キャンパス大学会館2F展示室 入場無料
出演 畠中実、金子智太郎
ゲスト 平倉圭(横浜国立大学准教授)
 
フライヤー [PDF]
 
 
 

終了した企画

「日本美術サウンドアーカイヴ──堀浩哉《Reading Affair》1977年」 [View]
2018年1月7日 SCOOL

「日本美術サウンドアーカイヴ──稲憲一郎《record》1973年」 [View]
2018年1月14〜20日 Art & Space ここから

「日本美術サウンドアーカイヴ──髙見澤文雄《柵を越えた羊の数》1974年」 [View]
2018年2月11〜17日 Art & Space ここから

「日本美術サウンドアーカイヴ──野村仁《音調、強度、時間を意識して、レコード(糸)を操作する》1973年」 [View]
2018年3月11〜17日 Art & Space ここから

「日本美術サウンドアーカイヴ──渡辺哲也《CLIMAX No.1》1973年」 [View]
2018年3月25日 SCOOL

「日本美術サウンドアーカイヴ──和田守弘《認識に於ける方法序説 No.Ⅰ SELF・MUSICAL》1973年」 [View]
2018年4月8〜14日 Art & Space ここから


制作物

レコード [Online Shop]
Great White Light, Great White Light, 2018, OMEGA POINT / Japanese Art Sound Archive OPS-001

カセットエディション [Online Shop]
Kenichiro Ina, staying/walking (1972), 2018, Edition Cococara / Japanese Art Sound Archive EcS-001

Fumio Takamizawa, Number of Sheep Who Jumped over the Fence [excerpt] (1974), 2018, Edition Cococara / Japanese Art Sound Archive EcS-002

Morihiro Wada, An Introduction to Methods from Cognition No.III Mr. Nobody, Monuments in Words [excerpt] (1973), 2018, Edition Cococara / Japanese Art Sound Archive EcS-003